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米国、カナダ、メキシコで共催されるサッカーの2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会は11日で開幕まで半年。1次リーグの組み合わせが決まり、対戦相手の分析も本格化するが、移動や気候などピッチ外にも〝難敵〟が潜む。「タフに戦う準備をしておかないといけない」と森保監督。過去の成功と失敗を踏まえ、総力戦での準備が進む。 【写真】森保ジャパンに立ちはだかるダラスの芝問題 コパ・アメリカで不評のNFLスタジアムのピッチ状態 ■懸念された酷暑は回避? 日本の1次リーグの舞台は米ダラスとメキシコ・モンテレイ。史上初の3カ国共催ならではの国境をまたぐ移動を強いられる。両都市の直線距離は約865キロ。飛行機で片道約2時間を要する。 かねて懸念が強いのは気象条件だ。米国で今夏開催されたクラブW杯では、酷暑から控え選手がベンチではなくロッカールームで過ごしたり、雷雨で試合が2時間中断されたりする事態が発生した。 ただ、1次リーグに関していえば、そうした事態に直面する可能性は低いかもしれない。ダラスは6月でも最高気温が35度に達することがあるが、スタジアムの屋根は開閉式で空調が機能。モンテレイは山に囲まれていることから夜間でも熱がこもりやすいものの、試合開始は午後10時だ。日本の選手は高温多湿の環境に慣れてもいる。 むしろ課題となりそうなのはキックオフ時間で、オランダ戦は午後3時、チュニジア戦は午後10時、欧州プレーオフ(PO)勝者と戦う第3戦は午後6時とばらばら。試合間隔は5~6日空くが、ピークをどう持っていくか。スタッフの腕の見せどころになる。 ■キャンプ地も絞り込み 初の8強以上をかなえるため肝要なのはキャンプ地になる。10年南アフリカ大会は標高1400メートル以上での試合に備え、高地にキャンプ地を設定して16強入り。逆に14年ブラジル大会は冷涼なキャンプ地を選び、高温多湿な試合に苦しんで1次リーグ敗退を喫した。 「暑い所がベスト」と松本良一フィジカルコーチが話すように、キャンプ地には練習時の負荷が高く、どこに移動しても対応可能な場所が最適。開催国を除き最速での予選突破で準備期間が長くなった利点を生かし、森保監督自身が視察するなど絞り込みが進む。 決勝トーナメント1回戦はボストンからサンフランシスコと米国両岸のみならず、カナダ、メキシコで戦う可能性も。あらゆる組み合わせを考え相手の分析を進める方針だが、コンディショニングの成否は結果を大きく左右する。「全員が目標を共有できている」と指揮官。人事を尽くし、最高の舞台を迎える。(五十嵐一)
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